NISAとiDeCoのメリットと誰も言わないデメリット

NISA iDeCoのそれぞれの目的となぜ作られたのか、深層の理由を探りましたが、今回はNISA、iDeCoのメリットと誰も言わないデメリットについて深堀りしたいと思います。

NISAとiDeCoのメリット

真っ先に思い浮かぶことですが、運用益の非課税です。

たとえば、掛け金の総額が600万円で、それが700万円になって、解約したとします。
譲渡益100万円に対して、通常20.315%=203150円の税金がかかりますが、
NISA・iDeCOだと203150円は引かれず、まるまる100万円受け取れます。


そして、NISAにはないですが、iDeCoは所得控除による所得税や社会保険料の軽減があります
掛金の総額を所得から控除できるので、所得税や社会保険が安くなります。
掛金や税率にもよりますが毎月数万円減る可能性があります。

NISAのデメリット

NISAのデメリットは、いったん買った商品(株や投信)の入れ替え(変更)ができないことです。
変更したい場合は、売却するしか方法はなく、もし売却損があったとしても、次に買う商品の売却益との損益合算はできませんし、すでに1年間で合計120万円分の商品を買っていたら、その1年間は追加の商品を買うことはできません。


そして、最大のデメリットですが、非課税期間(最長5年)が終了した際、もし利益がでていなく課税口座に商品を移管したとします。
(課税口座とは利益が出た場合に税金が発生する口座です。)

この時、課税口座に移管された商品の価格は、非課税期間終了時点の価格になり、最初にNISA口座で買った価格ではありません。
なので、最終的に売却した時に、非課税機関終了時の価格より高く、NISA口座で買った価格より安い場合でも税金が発生します。

例えば、NISA口座で100万円購入した株が非課税期間が終わる時に、80万円まで値下がりしていたので、決済せず課税口座に移管します。
この時、課税口座では80万円で購入したと扱われます。
移管後、しばらくして株が90万円になったので売却したとします。
80万円との差額で利益の10万円に対して約2万円が課税されることになります。
しかし実際は、100万円で購入しているので、10万円の損失なのに、約2万円納税しないといけないことになります。

iDeCoのデメリット

よく言われてるiDeCoのデメリットは、60歳まで資金を引き出せないことですが、それだけではありません。
誰も言っていないデメリットがあります。
それは、確定給付型企業年金が減ることです。


えっ?えっ!と思いますよね。
将来受け取れる年金をできるだけ増やすために、iDeCoをやろうとしているのに、年金が減るってどういうこと?

メリットであげた、所得控除による減税ですが、社会保険料も安くなるということは、厚生年金基金の掛け金が減るということであり、つまり将来受け取れる確定給付型企業年金の額が減るということです。

出典:https://www.smtb.jp/business/pension/knowledge/basic

もう少し簡単に言うと、所得控除により見かけ上安い給料の額で年金が算出されるということです。

例えば、40年間平均で月40万円(年収480万円)の給料をもらっているとします。
そこで、iDeCoで月額2万の掛け金で運用した場合(月収38万円=年収456万円)とiDeCoを運用しない場合で、年間6万円程の差が生じます。
65~90歳まで受け取れるとすると、150万円も受取れる額が減るというわけです。


もし自営業の方で月額6.8万円の掛金で運用した場合(月収33.2万円=年収398.4万円)としない場合で年間18万円程の差が生じ、25年間年金を受取るとすると、450万円も減ることになります。


この差額を、所得税と社会保険料の減額が上回ればいいのですが、運用資金の元本保証はないのと、厚生年金だけでなく、失業手当や出産手当、育児休業給付金も減ることを考慮していかないといけません。

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