楽しい飲み会の時間を過ごした後、なぜか自分が嫌になってしまう、時には死にたくなってしまうほど落ち込んでしまう、という方がいらっしゃると思います。
うちの息子がそう思うようです。会社の飲み会だけじゃなく、友達との飲み会の後でも、そう思うようです。
粗相をしたわけではないのに…と心配になりますよね。
実はこのような飲み会の後、気持ちが沈んだり、自己嫌悪に陥ったり、不安になったりするのは珍しいことではないようなんですね。
これには、生理現象、離脱症状、といった理由があります。
このことを知っておくだけで、ずいぶんと楽になりますので、調べたことをシェアしたいと思います。
飲み会の後死にたくなる理由
生理現象
飲み会の後、死にたくなるほどの嫌悪感や不安感が襲ってくるのは、特別なことではありません。
これは、カリウム不足、セロトニンの低下が原因である可能性があります。
アルコールを摂取するとカリウムが不足し、疲労感を感じやすくなります。
疲労感は心に影響し、気持ちの落ち込みに影響するのです。
また、アルコールにより、セロトニンという脳内伝達物質の分泌が低下し、抑うつ状態を引き起こします。
そのため、落ち込んでしまうのです。
離脱症状
アルコールにはストレス解消の効果がありますが、徐々にアルコールが抜けると、この効果が切れてきます。
そうすると、ストレスに対する反応が不安と共に再燃してくるのではないかと言われています。
アルコールの離脱症状が現れ、しかも脳が活性化するため、飲酒前よりも不安を強く感じることになるのです。
飲み会の後、死にたくなるくらい落ち込まないためにはどうすればいいの?
アルコールと不安の関係について、知識として知っておく
アルコールの離脱症状としての不安であること、大抵は一過性のものであることを知っておくことです。
飲み会でストレスを解放し、その後、アルコールが抜けるとその反動がくると考えられます。
こう考えれば、メンタルの原因というより、生理的な現象のひとつとも考えられます。
このことを知っておくだけで、ずいぶんと楽になります。
自分の性格を知っておく
性格的に、ふだんは気持ちをため込む人は、飲み会で心が解放された後の嫌悪感、不安感、落ち込みが強くなります。
自分の性格を知っておくと、無理しないペースで飲み会に参加することを考えられるようになります。
食べる量、飲む量に気をつける
気遣いしながら飲み会に参加していると、意外とあまり食べずに飲んでばかりいる、ということがあります。
食べないで飲むと、カリウムが不足しますし、セロトニンも減少します。
落ち込み、死にたいという気持ちになることが多いなら、意識してなるべくたくさん食べ、アルコールの量はを減らすようにしましょう。
水やお茶などノンアルコールの水分を摂ることも心がけます。
専門家に相談する
生理現象や離脱症状で説明できないような時は、メンタルクリニックやカウンセラーなどの専門家に早めに相談しましょう。
不安をアルコールで紛らわせ、飲んだ後にひどく落ち込む、という悪循環になっていたり、うつ病などのメンタルの問題の可能性があったりするようなら、治療が必要です。
おわりに
いかがだったでしょうか。
せっかくの飲み会ですから、飲んだ後もつらい思いはしたくないですよね。
生理現象、離脱症状だけならいいのですが、死にたいという気持ちは軽視できない重大なサインでもあります。
自分のことをよく観察し、自分を大切にし、適切なケアをしてあげましょう。
最後に、ユーチューブに関連した動画あったので載せておきます。
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